おまとめローンで計画的返済術を学ぼう!

おまとめローンの基礎知識

LOAN

バブル経済の誕生と崩壊

1985年9月22日、先進5ヶ国により為替レートの安定化に関する「プラザ合意」が発表されました。協調的なドル安に誘導する内容のため日本に急速な円高をもたらしました。しかし、日本経済は円高不況を恐れて低金利政策を継続したので不動産や株式に投機する人々が増えバブル景気を迎えることになるのです。円高ドル安の影響は日本経済を急速に拡大させました。アメリカ資産を買いあさったり、海外旅行も盛んになり、企業は賃金の安い国々に工場を移転させ人件費を削減したのです。

日本の歴史の中にも1872年(明治5年)の軍需のためにウサギを飼育する人が増加した「ウサギバブル」や1915年(大正4年)の株・土地などの資産価値の上昇による「大正バブル」などありますがこの比ではないようです。

この超金利政策が原因で金融機関や企業に余剰した資金が不動産市場や株式市場に流れ出して1987年頃から土地の価格や株価が実態とかけ離れたシャボン玉のように高騰しはじめたのです。これが「バブル経済」です。企業成績も好調でホワイトカラー層の長時間労働も慢性化していき「過労死」も社会問題になりました。また、円高の影響により海外へ生産拠点を移す企業が増えて国内産業がどんどん空洞化していくのです。
高級車、ブランド品も飛ぶように売れ消費も活発な時代です。国内も浮き足だち金銭感覚も麻痺していたといっても過言ではないでしょう。

しかし、1990年のはじめ頃から株価が、翌年には土地の価格が下落し始めたのです。これにより、不良債権を大量に抱え込んだ金融機関の経営が悪化し金融が逼迫していきます。

このことが経済不況に波及してバブルが崩壊したのです。中身のないシャボン玉が割れたあとは何も残りません。各企業も生き残りをかけて事業の整理や人員の削減というリストラを敢行しますが、これによる大量の失業者と雇用の不安が家計の消費を極端に冷え込ませて更に不況を深刻化させていくのです。また、事業者は得意先と思い親しくしていた銀行から貸し渋りや貸し剥がしをされ倒産を余儀なくされるという事もありました。

現在はアジアの国がGNPで日本を抜いて2位に躍り出ています。しかし、客観的にみるといつシャボン玉が割れるのか冷や冷やする感もあります。転ばぬ先のつえを用意してれば良いのですが。